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【シカゴ】国際的な市場調査会社ユーロモニターインターナショナル(以下「当社」)が新たに提供を開始するカンナビスの世界市場データベースによると、世界の合法カンナビス市場における嗜好用カンナビスの売上は今後5年間で376%成長することが予測され、医療用カンナビスやCBD(カンナビジオール)を凌いで同市場を牽引する見込みです。
当社の調査によると、2025年の世界の合法市場全体に占める嗜好用カンナビスの割合が67%に上ると予想される一方、医療用カンナビスの割合は、2020年の23%から9%に減少する見込みです。
当社のアルコール飲料産業統括マネージャー、スピロス・マランドラキスは、次のように見解を述べています。「新たな消費機会や消費者の目的に合わせた価値を提案することで、カンナビス産業は一般消費財の領域へと参入することになるだろう。今日のカンナビス消費者は、飲酒やたばこの喫煙量を減らすと同時に、カンナビスの使用方法も多様化し、伝統的な嗜好用フラワー(乾燥大麻)タイプだけでなくその他の様々なフォーマットを嗜むようになってきている。」
当社が11月17日に開催を予定しているウェビナー『The Evolving State of Global Cannabis: Market, Consumers and the Future』(日本語訳:『発展する世界のカンナビス市場:市況と消費者、そして将来展望について』)によると、世界の合法カンナビス市場で最も売上が大きいのは依然としてフラワータイプですが、同タイプの売上が全体に占める割合は、2020年の35%から2025年には27%にまで減少し、過去最大の下げ幅になると予測されています。今後5年間にかけては、トピカル(塗るタイプ)、チンキ(濃縮エキスタイプ)、エディブル(食べるタイプ)の3タイプが最も急成長するカテゴリーとして台頭し、合法カンナビス市場に占める割合を伸ばしていくものと見られています。
当社のニコチン・カンナビス産業シニア統括マネージャーであるシェーン・マクギルは、次のように述べています。「今日のカンナビスの世界市場は既に約1,700億米ドル規模とされるが、そのうち合法市場は300億米ドル程度に過ぎない。今後、法令整備が進めば、2025年には合法市場の売上は世界のカンナビス市場全体の40%に達すると予測され、企業も大きな既存ユーザー基盤にアプローチ出来るようになるだけでなく、若い成人消費者層の好奇心に働きかけていくことが出来るようになるだろう。」
当社の新カテゴリー「カンナビス」のオンラインデータベースでは、世界、地域、国レベル別の売上や、カテゴリー(嗜好用、医療用、CBD、違法取引等)およびフォーマット(フラワー、エディブル、蒸気吸引タイプのベイパー、トピカル等)別の価格情報を含むデータを提供します。また、カンナビスサーベイ調査を基に、世界20か国における消費者習慣や意識といった動向を確認することが出来ます。
11月17日(火)9時(CST:中部標準時)/15時(GMT:グリニッジ標準時)より開催予定のウェビナー『The Evolving State of Global Cannabis: Market, Consumers and the Future』(日本語訳:『発展する世界のカンナビス市場:市況と消費者、そして将来展望について』)では、カンナビス市場における最新の成長トレンドや将来性、消費者の嗜好性について解説しますので、ご関心のある方はご参加ください。
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ユーロモニターインターナショナル 広報
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